2007年5月31日(木)19:36

メルケル首相は憲法合意への支持を集める

ベルリン(AP)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、欧州憲法問題の合意を目指す努力に対し、加盟国からさらなる支援を得た。木曜日首相官邸で行なわれた協議で、ベルギーのギー・フェルホフスタット首相ならびにスウェーデンのフレデリク・ラインフェルト首相、アイルランドのバーティー・アハーン首相がメルケル首相に支援を約束した。

「私たちは支援する用意がある。しかし憲法の実質とバランスは保持しなければならない」とアハーン首相は述べた。ラインフェルト首相は、憲法の実質が保たれれば、議長国ドイツによる修正は構わない」と強調した。フェルホフスタット首相も、憲法条約の合意を得るためあらゆる手を尽くす必要があるが、憲法の実質は救わねばならないと主張した。

メルケル首相は、憲法条約で環境保護やエネルギー問題の権限についても規定する必要があるとの見解を表明した。加えて、欧州委員の数も次の欧州議会選挙後に決めねばならず、また今後の拡大をにらんだ声明もまとめねばならない、と首相は述べた。「これらは欧州連合の行動能力を保つために必要な事柄なのだ」。交渉の出発点となるのは、あくまでも加盟全27ヶ国が調印した現行の憲法条約案である。憲法の実質を疑問視することは許されないが、一方で進展をはかるために全加盟国が歩み寄りの姿勢を示すことが欠かせない、とメルケル首相は主張した。

メルケル首相は、これまで交渉が不透明なやり方で行なわれていたとの批判に対し、透明性を確保するため必要なことはすべて行なっていると反論した。6月21日と22日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議の準備のために、目下メルケル首相はEU加盟国のすべての首脳と協議を行なっている。先日はオーストリア、デンマーク、スロヴェニア、イギリスの首相との会談を終えた。

フランスとオランダは2年前に国民投票で憲法条約の批准を否決している。現在はとりわけポーランドとイギリスが最も難しい交渉相手と見なされている。EU政治家の間では、フランスのニコラ・サルコジ大統領のEU憲法簡略版の考えに対する支持が増えている。目標は2009年の欧州議会選挙までに新条約を発効させることである。

原題:Merkel sammelt Unterstuetzung fuer Bemuehen um Verfassungskonsens




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